公開日：2021年3月18日｜更新日： 2023年11月30日

CIDESCO（シデスコ）国際ライセンス

CIDESCO（シデスコ）国際ライセンスってどんな資格？

世界水準のエステティックを提供するための教育機関

引用元：CIDESCO公式HP
http://www.cidesco-nippon.or.jp/index.html

CIDESCOは1946年にベルギーで設立されたエステティックの教育機関です。全世界で30カ国以上の国が加盟する国際団体で、日本は1972年にCIDESCOの加盟国となりました。CIDESCOの目的はフェイシャルやボディ、メイクアップに関する知識と技術の向上、またこれらの世界中への普及であり、各国のエステティシャンや皮膚科医などの医療従事者が設立に携わっています。CIDESCOではエステティックの教育機関として、独自の基準を設けておりエステティシャンや学校、サロンの認定制度を設けているのも特徴です。このためハイレベルな技術を持ったエステティシャンの養成ができ、世界水準のエステティックの提供につながっています。

エステティシャンのクオリティ保証としてのCIDESCO

日本でCIDESCOを取得する意義はエステティシャンとしてのクオリティ保証です。日本のエステ業界には国家資格がなく、エステティシャンになるために必須の資格は存在していません。このため、適切な知識や技術を習得していないエステティシャンが施術を行うこともあります。世界でも通用するCIDESCO国際ライセンスを取得することで、エステティシャンとしてのスキルを提示できお客さまへの信頼獲得につなげることが可能です。

エステティックに関する知識と高い技術の習得が必要

CIDESCO国際ライセンスの受験資格には、日本エステティック協会認定エステティシャン資格を取得したうえで、600時間以上のエステティック基礎教育の受講と3年以上の実務経験が必要です。受験申し込み審査を通過した後にCIDESCO国際試験に合格することで晴れて資格を取得できます。CIDESCO国際認定校でエステティックについて学んでいる場合は、試験に合格した後に2年以内にエステサロンまたはスパでの600時間以上の実務経験を経てライセンスを取得可能です。

資格取得までの時間

シデスコ国際ライセンスを取得するために必要な時間は、一般受験と学生受験のどちらで受験するかによって異なります。一般受験の場合は、下記の条件のうちいずれかを満たすことによってシデスコ国際ライセンス試験を受験できます。

エステティック教育機関に通学し、600時間以上の基礎教育課程を修了している
日本エステティック協会認定のエステティシャン資格を取得している
エステティックに関して3年以上の実務経験を持ち、受験申込書類の審査に通過できる実力を備えている

学生受験の場合は、シデスコ認定校にて1200時間以上を受講することで受験資格を得られます。試験に合格した場合は、その後2年以内に2年以内にエステティックサロンまたはスパで600時間の実務経験を積むことで資格取得となります。

資格取得した人の口コミ・評判

「資格を取ることで自信がついた」

国際ライセンスということもあり、自分自身が想像する以上にCIDESCOの取得は大変でした。だからこそ、CIDESCOインターナショナルライセンスに合格した今、さらに自分のやってきたことに自信を持つことができました。社会人になり、また新たな課題にぶつかったとしても、CIDESCOに挑戦する過程で得た経験や自信を胸に、がんばれると思います。

参照元：エステネイルメイク専門学校大阪 Kansai Beauty Pro College公式HP
（https://www.b-pro.ac.jp/esthetic/cidesco.html）

「仲間とともに2つのシデスコ資格を
取得」

私はCIDESCOインターナショナルライセンスとアロマテラピーの2つを取得することができました。私は正直、頭が良い方ではないのに、CIDESCOインターナショナルライセンスとアロマテラピーの両方の資格を取得したいという気持ちが強く、私自身、すごく不安でいっぱいでしたが、同じ目標に向けて頑張っている友人たちの姿や、掛けてくれた言葉に何度も励まされました。1つの目標に向って努力した日々と、目標を達成できた経験は、計り知れないほどたくさんのことを得られたので、とても自信につながりました。

参照元：エステネイルメイク専門学校大阪 Kansai Beauty Pro College公式HP
（https://www.b-pro.ac.jp/esthetic/cidesco.html）

「クラスの仲間のおかげで努力できた」

CIDESCOに向けての勉強を本格的に始めたのは、夏休みがあけてからでした。約2ヵ月間、放課後も残って練習をしたり、家に帰ってからも筆記の勉強をしたりと、長いようであっという間に過ぎていきました。落ちてしまったらどうしようという不安で、落ち込む日もありましたが、このクラスだったからめげずにがんばれたと思います。記憶がないくらい大変でしたが、今後の自信につながったので、CIDESCOインターナショナルライセンスを受けて良かったと思います。

参照元：エステネイルメイク専門学校大阪 Kansai Beauty Pro College公式HP
（https://www.b-pro.ac.jp/esthetic/cidesco.html）

シデスコ国際ライセンスの
受験情報

試験内容と難易度

シデスコ国際ライセンスを一般受験する場合、試験は筆記試験と実技試験に分かれます。筆記試験は、生理解剖学、皮膚科学、皮膚疾患、衛生管理、救急法、栄養学、化学、化粧品学･化粧品化学、電気学・電気トリートメント、経営学、スキンケア他科目から出題されます。筆記試験の合格者は後日、シデスコ日本支部主催の40時間の事前講習を受講した後に実技試験へと進みます。実技試験では、フェイシャル(手技、機器)、ボディ(手技、機器)、ワックス脱毛の3項目が実施されます。

試験の難易度や合格率に関しては、シデスコ公式の情報は見つかりませんでした。学生受験の場合は認定校によって合格率が異なるため、詳細は各認定校の公式サイトをご確認ください。